ロシア国防省、輸出用のT-90S戦車のウクライナでの使用を正式に認める

ロシア国防省は近代化された輸出用戦車T-90Sをウクライナの戦場で使用する様子を映像付きで紹介しました。ロシア軍が輸出用のT-90Sを使用していることは以前から報じられていましたが、国防省が正式に使用を認めたのは初になります。 ロシア国防省はウクライナの前線と思しき場所で運用されているT-90戦車を動画付きで紹介しました。動画に写る車内計器の表記が英語で記されていることから、このT-90が輸出用に開発製造されたT-90S戦車であることを物語っています。輸出用とあるように、通常、ロシア軍ではこのT-90S戦車は使用しません。ロシア軍に配備されているT-90シリーズはベースモデルのT-90Aか、アップグレード版のT-90M戦車です。ロシアはT-90AのほとんどをT-90Mにアップグレードすることを決めており、ウクライナ侵攻序盤こそ、T-90Aの使用が散見されましたが、現在、ウクライナの戦場で運用されているT-90シリーズはほとんどがT-90Mです。ここに正式にT-90Sも加わることなります。 ■関連動画 ・ロシア軍は輸出用のT-90Sを徴収か、インドの戦車を勝手に持ち出した可能性も ・ウクライナ軍のブラッドレー歩兵戦闘車がロシア軍最強のT-90M戦車を撃破! ・ロシア軍、2023年だけで1500両の戦車を補充!まだ1万両が倉庫に眠ってる!? ・ロシアは20年前に生産終了したT-80戦車の製造を再開する 世界の軍事・安全保障・防衛・ミリタリーニュースをわかりやすく、ゆっくり解説します。 #ロシア軍 #t90 #russianarmy #ゆっくり解説