【どう思う?】ニッポンのマスク着用ルール 外国人観光客の反応は

水際対策が緩和され、多くの外国人観光客が日本を訪れています。こうした中、“海外より厳しい”とされる日本のマスク着用ルールについて、外国人観光客はどのように感じているのでしょうか。     ◇ 外国人の個人旅行が解禁され、12日の浅草はにぎわいを見せていました。 屋外でマスクをつけていない人もいれば、つけている人もいて様々でした。海外では“脱マスク”となる国も多くあるなか、外国人観光客は今の日本をどう見ているのでしょうか。 タイからの観光客(※6月下旬からほぼ“脱マスク”) 「気にはなりません。(タイでは)規制はありませんが、みんなまだマスクをしています」 屋外でもマスクをつけることを尊重している人がいた一方、疑問をもつ人もいました。 スイスからの観光客(※4月から“脱マスク”) 「高齢者が着用するのはいいですが、4、5歳の子供までが着用しているのはどうかと思いました。僕にとっては初めて見る光景です」 イスラエルからの観光客(※4月下旬から“脱マスク”) 「屋外でしても意味がありませんよね。もう忘れていた世界に連れ戻されるような感覚です」 その一方で、日本人観光客は「(マスクなしでの外出は)怖いなと思う半面、うらやましいなと思います」と話していました。     ◇ 日本では屋外でのマスク着用は原則不要となっていて、屋内でも「距離が保てて会話がなければ、マスクを外していい」となっています。 加藤厚生労働相は、「今の時点におけるマスク着用の考え方というのは、必ずしも政府が発信している話と、国民の皆さんとが十分に共有できているとは言いがたい状況です」と、厚労省が示す“マスク着用のルール”が国民と共有できていないとしました。 “屋外でマスク原則不要”のルールは、実際どのように運用されるのでしょうか。 19日から3年ぶりに行われる野外シネマイベント「新宿パークシネマフェスティバル」では、来場者に判断をゆだねる形で、“映画鑑賞中は会話がないと想定”して、マスクを外してもよいとしています。一方で、出店で買い物をする時や、会話をする時にはマスクの着用をお願いするということです。     ◇ GMOインターネットグループでは、先月から屋内でのマスクについて、“任意で脱マスク”と、独自にルールを緩和しています。 社員の中には、アクリル板で区切られた自分の席ではマスクを外す人もいて、マスクをせずに会話をしていました。一方、アクリル板で遮られていない方向から人が近づくと、外していたマスクをつけて