中国・王毅氏「航行の自由という名の覇権は認めない」 南シナ海でのアメリカ軍の航行を“けん制”|TBS NEWS DIG

中国外交トップの王毅政治局員は14日、出席しているASEAN関連外相会議で、南シナ海におけるアメリカ軍の艦船の航行をけん制しました。 南シナ海では中国が領有権を主張してフィリピンなど周辺国に対する軍事的圧力を強める一方、アメリカ軍の艦船も「航行の自由」作戦を実施するなど米中間の対立が続いています。 中国外務省の発表によりますと、王毅政治局員はジャカルタで開かれたASEAN関連外相会議に出席し、「南シナ海は現在、世界で最も安全で自由な航海海域の一つだ」などと主張したうえで、「『航行の自由』という名の覇権は認めない」とアメリカをけん制しました。 また、「自国の力を誇示するために多くの最新鋭の艦船や航空機を送り込むのをやめ、地政学的な私利私欲のために諸国間の相違を挑発し、利用するのを止めるべきだ」とも主張しています。 一方、アメリカのブリンケン国務長官はASEANとの外相会議で、南シナ海や東シナ海の航行の自由を守ることの重要性を訴えていて、米中の対立が続いています。 ▼TBS NEWS DIG 公式サイト  ▼チャンネル登録をお願いします! ▼情報提供はこちらから「TBSインサイダーズ」 ▼映像提供はこちらから「TBSスクープ投稿」